ハンドメイド販売

匿名配送ができないハンドメイドマーケットでは売れない?!でも匿名だとクレームが起きたときどうする!?

初心者のハンドメイド販売を応援している『ちる』です。

みなさん「minne(ミンネ)」や「Creema(クリーマ)」といったハンドメイドマーケットはご存じだと思います。

はじめてハンドメイト作品を売りたい!と意気込んでいるときはまず有名どころから攻めれば売れるだろうと考えがちです。

そもそもハンドメイド好きが集まるネットショップですから需要があるのも本当です。

しかし私が初心者さんの販売先としてこのようなハンドメイドマーケットではなくメルカリをオススメしているのには理由があります。

時代の変化に対応せよ!「匿名で発送ができない」というだけで売れない事実

先にのべました有名ハンドメイドマーケットでは、匿名配達ができません。

それはちゃんと販売者である作者の住所や氏名がはっきりしていることで、返品などのクレームが起きた際に対応がスムーズにいく必要があるためです。いまや野菜でも産地の人の顔写真がはいるくらい生産者と購入側の安心感のためには情報開示は必要なことであり、責任をもって商品を売るという意味ではしごく当然のことと思います。

しかし、現実には「メルカリ」で自分の住所や名前を知られることなく販売できるという「匿名」が一般化してきており、それに慣れてきてしまっている人たちからすれば「誰から購入するか」より「自分が欲しいから買う」というシンプルな購入意欲が感じ取れます。さらには「販売者の名前を知って安心したい」ではなく「買う自分の名前を知られたくない」というプライバシー保護の観点が強いことがわかりやすいでしょうか。

匿名配送なら返品などのクレームに対応できないのか?

では匿名の場合、作品が壊れていたなどのクレームが起きたときに対応できないのでしょうか?

そんなことはありません!なぜなら販売者であるあなたが責任もって対応すればいいだけのことなのです

実際にメルカリで返品クレームが起きた時の対応方法を、メルカリのガイダンスにのっとって流れをみてましょう。

①届いた商品に問題があった場合、購入者は受取評価をしてはいけません。受取評価をしてしまうと出品者と連絡が取れなくなってしまうからです。

②購入者は出品者に取引メッセージを送ります(壊れているので返品したい等)

③返品することが確定した場合、返送時の送料負担者、返送日程を決める。※この時匿名配送は利用できません!購入者に返送先(氏名、住所、電話番号)を連絡

④購入者は返送し、発送後出品者へ発送済みを取引メッセージで連絡

⑤出品者は返送された商品が到着後、「購入者と同意している」を選択のうえキャンセル申請をする。

⑥購入者はキャンセル申請が届いたら「同意する」を押す。

匿名でも丁寧な対応で、購入者に安心感を与えることは可能

今までの内容から匿名でも安心して購入してもらえる方法を考えてみましょう。

まず、発送前には商品の状態をしっかり確かめ、破損のないよう適正な梱包をしましょう。

そのうえで、万が一返品が必要になった際は受取評価をせず、取引メッセージにて連絡をください。というこちらからの説明があればどうでしょうか。購入者の方もメルカリの返品方法については知らない方もいると思います。あらかじめ説明しておくことで、メルカリのガイダンス通りの返品までの流れが可能となります。

もちろんこの一文をいれるのは、商品の説明欄でもいいですし、購入がきまった後の取引メッセージ内でもかまいません。もしもの時に備えておくことで、あなたも安心してハンドメイド作品を出品でき、購入者の方も安心して購入してもらえるのではないでしょうか。